【研究発表】顔色変化から熱中症リスクを検知する研究成果を発表 Topics
顔色変化から熱中症リスクを検知
株式会社オルチェ人間情報技研は、ポーラ化成工業株式会社・中京大学・愛知みずほ大学との共同研究により、熱中症リスクを簡便かつ非接触で検知することを目指した研究成果を、スポーツ理学療法関連学会にて発表しました。
本研究では、可視光カメラで撮影した顔画像をもとに、前額部・目周囲・頬・耳垂など 14部位の肌色情報(L*a*b*色空間)を定量的に解析し、深部体温の上昇と顔の微細な色変化との関連性を検討しました。
その結果、深部体温上昇に伴う色変化が前額部を中心に有意に認められ、一般的な可視光カメラでも熱ストレスの兆候を捉えられる可能性が示されました。
研究の背景と社会的意義
近年、猛暑の影響により熱中症リスクが社会的課題となっており、さまざまな環境で熱中症予防のための早期検知技術が求められています。
本研究で得られた知見は、サーモカメラのような専用機器を使わずに熱中症リスクを把握できる技術の実現につながるもので、より広い現場での安全管理に貢献できる可能性があります。
オルチェの技術との関連性
本成果は、当社が強みとする
・高精度の顔領域分割技術
・肌色・表情を含むマルチモーダル解析技術
・非接触かつ in-the-wild 環境での生体反応推定
の発展に寄与するもので、今後の暑熱対策・健康モニタリング領域における応用が期待されます。